はじめに

OECD(経済協力開発機構)が進めているPISAと呼ばれる国際的な学習到達度に関する調査があります。15歳児を対象に読解力、数学的リテラシー、科学的リテラシーの三分野について、3年ごとに調査するものです。

この調査で常に上位にいるのが北欧の国・フィンランドです。どのような授業をしているのかと「授業」が気になりがちですが、フィンランドでは「休み時間」も工夫している学校があるようです。

休み時間を主導するムーバー

フィンランド・ヘルシンキ近郊のベイッコラ小中一貫校学校では、休み時間を主導する「ムーバー(運動させる係)」がいるそうです。

ムーバーとは

  • 生徒が務める
  • 志願制で7人程度
  • 孤立しがちな子や運動が苦手な子も楽しめるような遊びや運動を企画する
  • ボールや縄跳びの管理も任されている
  • 欲しい遊具について意見をまとめ、学校に伝えることもある

 

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(出典:読売新聞)

私は子どもの頃、休み時間はわき目も振らず自分勝手に遊んでいました。。時代は変わるのですね。

休み時間も子どもが主体性を持って活動できるように環境を整えているフィンランド。さすがです。日本でもこのような取り組みをする学校がそのうち出てくるのでしょうか。

 

フィンランドの教育については下記も是非参照ください。

スクール・オン・ザ・ムーブ(動く学校)