はじめに

2020年春から使用される小学校教科書の検定結果を文部科学省が公表し、小学校では検定申請点数164点全てが合格しました。(文部科学省Webサイト:文部科学省許可書検定結果

プログラミング教育が盛り込まれた5教科

プログラミングに関する内容が算数・理科・図画工作・家庭・英語の5教科で盛り込まれました。プログラミング教育のねらいは、コンピューターを動かすために筋道を立てて物事を考える論理的思考力を養うことです。

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(出典:読売新聞、日本経済新聞)

具体的にどのように学ぶか

具体的にどのような学びが教科書に盛り込まれたかというと。

  1. キャラクターを「右を向く」「前に〇歩進む」といった指示を出して目的地までたどり着く方法を考える
  2. 正多角形の作図の手順を考える(まっすぐ進む→左に〇度回る→〇回繰り返す)
  3. センサーを使って人がいる時だけ照明がつくプログラムを作成する
  4. LEDを意図通り「点灯」「消灯」「点滅」させるプログラムを考える
  5. 洗濯機といった身近な家電に使われているプログラムを知る

プログラミング教育は必ずしもパソコンやタブレットを使うわけではありません。あるカードを考えながら正しい順序に並び替えるといった授業を行い、論理的思考力を育てるといった取り組みをしている小学校もあります。(詳細はこちらのブログへ:パソコンもタブレットも使わないプログラミング??

日本のこれから

プログラミング教育が盛り込まれた小学校教科書が遂に誕生。2020年度の小学校プログラミング必修化もいよいよかと実感がわいてきますね。海外では英国のように5歳からプログラミング教育を導入するなど先行して取り組んでいる国は少なくないそうです。そして現在はGoogle,Apple,Facebook,Amazonといったソフトウェア企業が世界を席巻しています。IT人材不足も話題となっており、これからプログラミング教育の重要性は世界的にさらに高まっていくことが予想されます。日本はプログラミング教育は遅れている言われていますが、これから盛り返していきましょう!!